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薄茶を一服いかがですか?
和菓子あれこれ | 2021.03.08
和菓子との組み合わせで『抹茶』を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
和菓子は、茶の湯の文化とともに進化してきた歴史があります。お茶(抹茶)を、楽しむための要素のひとつが和菓子であり、切っても切り離せない関係です。
和菓子手作りキット かしあわせで お作りいただいた力作。せっかくですからお抹茶と一緒にいかがでしょう。
抹茶=茶道 なんだか敷居が高い、難しそうと感じる方もいらっしゃると思いますが、少しのコツで美味しい抹茶をお家で楽しむことができます。表面が泡立っている抹茶は「薄茶(うすちゃ)または、お薄(おうす)」と云います。
今回は、簡単にできる薄茶の点て方をご紹介します。ポイントは、漉す+熱めのお湯の2つです。
<用意するもの>
・抹茶…約2g
・熱めのお湯…70~80ml
・茶筅(ちゃせん)
・抹茶碗…カフェオレボウルなど小ぶりな丼でOK
・茶こし
・スプーン
・計量カップ(なくてもかまいません、湯冷しと湯の計量に使います)
①茶碗に茶こしをセットし、スプーン1杯(約2g)の抹茶を漉しいれます。
※かしあわせ「梅」の道具、しべを作る時に使うこし網でOKです。
②湯を静かに注ぎます。計量カップがあれば70~80ml、なければお茶碗の深さの1/3までを目安にします。湯の温度は80℃がオススメです。ポットのお湯を計量カップなど別容器に一回移すと約80℃になります。
③茶筅を数字の1、またはMの字を高速で書くイメージで動かします。茶筅の先が茶碗の底を軽くこすりシャカシャカと音がするスピードです。
④画像のように大きな泡がたくさんできたら、泡の表面をゆっくりなでるよう動かすと、泡の大きさが整いクリーミーになります。ゆっくりと平仮名の「の」を書くようにし、中央から茶筅を引き上げます。
泡が茶碗の中央に集まりふんわりします。
⑤完成です。
まずお菓子を召し上がってからお茶をどうぞ。
あんこの甘さを楽しんだ舌が、抹茶の苦味の奥にある旨みをキャッチして、お菓子の余韻と抹茶のコクをしっかりと味わうことができます。
繰り返しますが、ポイントは『濾す』ことで口当たりがなめらかになり『熱め80℃の湯』は泡立ちをよくします。
ぜひお試しください。
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