3月20日のトピックス「練り切り餡」で、和菓子手作りキット　かしあわせの外餡（練り切り餡）の原料豆3種類についてご紹介しました。

今回はさらにもう一歩、あんこのヒミツに迫ります。
上の画像は、原料の豆とその豆から作ったあんこです。見た目の色から白あんと呼ばれますが、原料豆によって色々な白あんがあります。

左から、大福豆、白小豆、白手亡です。白手亡は青臭みを取り除くため、炊く前に皮を剥いています。
原料の豆によって、あんこの色が少しずつ違うのがお分かりいただけますでしょうか。

◆大福豆（おおふくまめ）
・・・豆は美しい白色。あんこはややピンクかかった白色。滑らかで、ねっとりとした口当たり、ふくよかで重厚感のある香りが特徴

◆白小豆（しろしょうず）
・・・豆は黄白色。あんこも黄白色。爽快感のある香りと上品な風味があり、滑らかでコクがあるのが特徴

◆白手亡（しろてぼう）
・・・豆はオフホワイト。あんこは純白。さっぱりとした香りとサラッとした口当たりが特徴。この3種の中では、一番粒子を感じます。

豆によって吸水の時間、炊く時間、炊き方・・・それぞれ違います。豆の特徴を引き出し、色を美しく仕上げるために細心の注意を払って炊き、練り上げます。

手間と時間をかけて3種類のあんこを作り、ブレンドしている理由は『美味しさの追求』それに尽きます。

現五代目は、元々練り切りが好きではなかったため試行錯誤を繰り返し、自分が心から美味しいと思えるこの味に辿り着きました。

五代目の強いこだわりと技術を込めて炊き上げているあんこです。
和菓子手作りキット　かしあわせでもあんこの美味しさを感じていただけるとうれしいです。